<< 描く「速さ」について。
座右の銘とまではいかないけれど
2011-07-12 23:19:58  | コメント(4)
座右の銘とまではいかないけれど、
私にとってふと思い出しては噛み締める言葉がいくつかあります。
それは身近な人の言葉だったり、歌詞だったり色々ですが。
折にふれて取り出して、自分の中で噛み締めて、また大事に胸にしまっておく。
そんな言葉。

今日またふっと頭をよぎったので、
今までにも何度かサイトの日記に書いたりしているけれど、
ここにも書きとめておきます。

「ひとつひとつ、やれるようになっていけば出来るよ」
なんでそんなに色々出来るの?と聞いた私に伯父が答えた言葉。
もひとつオマケに
「人間暇なときはロクなことを考えない」
も付け加えておく。

「日々進歩してようやく停滞。人より進歩しようと思ったら人の三倍頑張らないと駄目」
昔からの友達の言葉。

「絵を描くっていうのは馬の鼻面にぶら下げた人参を追う様なものなんだ。
そしてきっとその人参は一生食べられない」
絵描き友達の言葉。
自分が進んだ分だけ理想も進む、でもだからって追うのをやめられないよね。

「ピアノの鍵盤の数は決まっている。無限なのはそれを弾く人間だ」
映画「海の上のピアニスト」の言葉。
私はいつもこれを紙の上に置き換えてしまう。

「そんな風に求めてばっかりじゃ魂も枯れちゃうわ」
「わたしが思うよりもずっとわたしの空は広がってるんだわ」
ジュリマリの「散歩道」の歌詞。

この言葉たちを取り出すのは自分に発破をかけるとき、自分への戒めのため、その他思い浮かべるときは色々、いろいろ。

何故かあまり絵描いてないときより、絵をバリバリ描いている時の方が
自分の画力に対する無力感が湧いてくる。
描けば描くほど如何に自分が描けないかを思い知る。
そういうとき、一足飛びには上手くなれないけれど、ひとつずつやれるようになれ、とこの言葉たちを噛み締める。

その反面、実現しない最善ならば、実現できる次善の方がいい、という逃げ道も自分に用意してる私はずるいだろうか?

まあ、具体的にはCGは苦しくて描けないけど、水彩なら楽しいからちょっとやれそうな気がする場合、いくらCGがベストでも私は水彩で描くよ!って感じなんですが。

多分、描かないより絶対にいいはず。
なにもしないより、不完全でもやればやっただけのことはあるはず。
出来そうな余力のあるときは全力で苦手にも立ち向かえばいいけど、とりあえずは楽しんでやりたいなあ。
楽しめることじゃなきゃ、やりたくないなあ…。

この思考の迷路をここんところずっとぐるぐる迷ってるんだけど、
何度チャレンジしてもCGへの苦手意識だけは克服できない…。

水彩、楽しいです。←

返信遅れてすみません。
吉岡さんの恩師のお言葉も素敵ですねv
どの言葉も含蓄があって考えさせられます。
吉岡さんのキャラデザが素敵なのも全力投球の賜物なんですね。
CGでしか出来ないことで遊ぶ…。
その域まで達したいものです。
今の私ではアナログで出来ることすらできやしないという。
フォトショはなんとなく理系向きのソフトじゃないかなあと感じます。
ペインターはなんかいいですよね。
私も古いバージョン持ってますが、なんか好きですv
SAIが…筆の調整上手く出来てないのか思うように行かないですね。
コミスタは漫画描くには最強だと思いました。
イラスタは…モニターで頂いてもっているのですが、全然使えてないという。
コミスタ・イラスタは使い方を覚えるまでのハードルが高い気がします。
直感的ではないアイコンが強敵。
イラレは完全作業感ですよね。
下絵・ペン入れはアナログが早いですよ!
っていうか私の場合色塗りもですが(笑)
デジタルだと5倍くらい時間かけて出来映えは半分以下という切ない状況…。
難しいです…。
っていうかソフトばかり持っていてもしょうがないという典型だな私(笑)
投稿者:時村  [ 2011-07-30 09:53:00 ]


おぅっふ、やはり人それぞれに「感銘を受けた言葉」ってあるんですねぇ。
と言いますか、絵に関してで感銘を受けた名言があんまり無い自分としましては、なんか時村さんが凄く羨ましいです(特に友人のところ)


「使い捨てのキャラにも全力投球しろ」
「自分のやり方で世間に認めさせれば良い」
「色々あるから面白い」

上二つは専門校時代の恩師の言葉で、自分が忘れないようにしているものです。
上のは自分がある作家さんの言葉を受けて始めたキャラの作り方を肯定してもらえたようだったので、って感じなんですがね^^;
下のは自分の絵柄の「灰汁」を抜こうか悩んでいた時に言われたもので、「自信を持て」と背中を押して貰い、いまだに支えて貰っている言葉です。
最後のは古ローマの哲学者?の言葉ですが、自分は「辛さや苦しさも楽しめる」人間になれたらなあ…と、胸に刻みました。
絵の道はほんとに…ですよねぇ。
自分も、「デザイン決まらねえ!構図がまとまんねえ!よく見たらデッサンが狂ってうがぁあッ!」ってなりますわ(笑)
でも、「産みの苦しみ」って言葉もありますし、そも自分の選んだ道だから…ね。(遠い眼)

CGに関して、これも恩師からの受け売りですが、
「CGでしかできない事で、大いに遊べ」
だそうです。

…ただ自分も、フォトショは作業感が半端無いんで苦手なんですよね。
専らペインターでの決定線と着彩、最終調整だし。
下絵はアナログでやった方が早いって、つい最近気づきました。
全行程PC上でやる人が信じらんないや。


なんかぐだぐだ長文すいません。
   しからば
投稿者:仁義  [ 2011-07-15 14:49:09 ]


葵さん、初めまして!
コメントありがとうございます。

葵さんの絵拝見させていただきました、凄く素敵です!!!

身体は難しいですよね。
私も未だにきちんと描けないでいます。
周り見ると本当に上手い人ばかりで羨ましくなりますよね。わかります、私もです!!
凹みますし落ち込みますし、でも結局のところそこにたどり着くには上手くなるように上手くなるまで描くしかないんですよね。
だから画力ってどれだけ絵描き馬鹿なのかのバロメーターなのかと思ってしまいます(笑)
上手い人はそれだけ描いてますから…多分。
たまにピカソのような天才もいますけど、それは例外ということで。

CGは難しいですよね。
使えないより使える方が選択肢が増えますが、画材の一種として捉えて置くくらいで良いのかもしれません。
プロを目指してらっしゃるならば、多分これからの時代必要なのかな?とも思いますが
…若しくは同人誌等印刷物にしたいという場合もCGが凄く有利ではありますが、
趣味として楽しんで描くならばアナログ・CGこだわる必要はないんじゃないかなと。
葵さんは最近スキャナーで絵を取り込むようになったようですので、アドバイスをひとつ。
紙のごみや地の色を飛ばすのはフォトショの場合「イメージ」→「色調補正」→「レベル補正」もしくは「トーンカーブ」でいじるといいと思います。
それで鉛筆の線画が薄くなってしまったならレイヤーをコピーして「乗算」か「焼きこみ」で重ねてみるのがお勧めですv

イラストは描けば描くほど悩みや迷いが生じる、正直絵描きは皆どれだけマゾなのかと思うような趣味ですが、何故か描いているときは世界が輝いて見えたり、逆にしばらく描かないでいると世界が灰色になったりするので私はもうこれは病気だと諦めています(笑)
諦めて楽しみましょう、お互い!!

こちらこそ、お声かけていただけて嬉しかったですv
これからもよろしくお願いしますv
投稿者:時村  [ 2011-07-14 00:04:16 ]


はじめまして、葵 翔と申します!

時村さんのブログ記事が、とても心に響いたのでお邪魔致しました。
今回だけでなく、前回のブログ記事も「おぉ~」っと感動しながら拝読しておりました。
(余談ですが、時村さんのプロフィール画像が好きでお気に入り登録させてもらっております…)

私なんかは、体すらもまともに描けないぐらい未熟者なので、同じ目線でお話するのは到底無理なんですが…。

けれど、やっぱりうまくなるためにはひとつひとつ努力していくしかないんだよな~ってしみじみ感じました。
周囲の皆さんのイラストを見ていると、すごくうまくて羨ましくて、ものすごい焦る+落ち込むのですが…。
とりあえずそれでも、自分なりの課題をこなして描きなれていくしかないですよね。(最近自分でもこんな感じのことを言い聞かせてました)

私も時村さんと同じくCGにかなりの苦手意識があります…。でも皆さんの見てると羨ましくて、ちょっとチャレンジしようかな…と思い始めたところです。
けれど買った入門書を読み始めて、早くも少し頭が痛いです…(^_^;)

なんて…すみません、何が言いたいんだかわかない文章を書いてしまいました(>_<)
まだイラスト描きだしたばっかりなのに、迷うことがいっぱいです。

時村さんのブログで、同じような悩みとか為になるお言葉を読ませて頂けてなんだか勇気が出ました!


投稿者:  [ 2011-07-13 15:44:11 ]